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よるほ

昔は、夜通し起きているのが途轍もなく特別なことだった。
(年齢的な意味で)子供だったから、たとえばW杯日本代表の試合だとか、夏休みの宿題が終わってない時だとか、そういう状況でしか夜更けまで起きているなんてことは許されなかった。
だからこそ、そういうときに見ていた「映像散歩」とか、深夜の国道を走る車のエンジン音とかは、なんだか特殊な魅力に溢れていた。

それから幾年も過ぎて、なんの理由もないのに徹夜することがとても多くなった。
徹夜することは今でも好きだ。照明を落とした暗い部屋の中で、twitterやtumblrに断片的に流れているテキストを目で追ってみたり、いつの間にか聴かなくなってiPhoneに眠っている曲を漁って久しぶりに聴き浸ってみたり、テレビのフィラー映像を漫然と眺めてみたり。

でも、色々な意味で、特別なことではなくなった。
日が昇るまで起きていることは珍しいことではなくなったという意味でも、そこに非日常感が喪われたという意味でも。

そして、陽が律儀に昇ってくるたび、「私にとって夜というものは昔は永遠のものに思えたのに、こんなにも早く終わってしまうんだな」というごくごく当たり前の事実を再確認させられる。
夜通し起き続けていることが、「ずっと」という幻想に浸って安心していられる数少ない機会の1つだったというのに。

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「本当の優しさ」「自分を好きになる」

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