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二人さかい

「じょしらく」という大変面白いアニメの中で、武蔵境にヒロイン5人が遊びに行くという話があった。
それに触発されて、同じじょしらく好きの友達と一緒に武蔵境にイコウイコウと思いその機会を伺っていたのだが、今回やっとこさそのチャンスが巡ってきた。

大学で待ち合わせ、東西線から中央線直通で三鷹まで一本で行き、そこで各駅停車に乗り換え。
ちなみにくくるちゃんやきぐちゃんのような罠には引っかからなかった。
ところで何で西側のデカイ駅はパンの芳ばしい香りが漂っているのだろう?

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さて我々は、かつて武蔵境駅構内に聳え立っていた「ベルリンの壁」が取っ払われ、一気に自由度が高まった北口と南口の往来をさしたる感慨もないまま果たした後、どこにいこうか少し逡巡し、すきっぷ通り商店街を歩くことにした。

惜しむらくは小雨が降っていたことだが、案外こういう光景が後々その思い出を印象深くさせてくれるものだ。

それにしてもすきっぷ通りは拍子抜けするほどに短くて、それから先に伸びている・じょしらくでも紹介された独歩通りも二人で歩いたが、ここもやはり短い上にすきっぷ通りより段違いで暗く、国木田独歩の石碑も見つからなかった(別に見つけるつもりも無かったが)。

ちょうど夜飯の頃合いだったので、すきっぷ通りに戻って手頃な中華料理屋で飯を食べた。
店は綺麗じゃなかったけれど、それが都会のうらさびた飯屋といった面持ちであり、逆に風情があった。炒飯も餃子も美味しかった。

駅前に戻ったら青と白のイルミネーションが輝いていたが、どこもかしこもこの季節の駅前の景色というものはみんな似たり寄ったりで、別に嫌いじゃないけれどもうちょっと何かあってもいいんじゃないかなとは思った。

そのあとで、もはや手詰まり感も否めなかったが、近くにあったじょしらくにも出てきた大学へ向かい、そこで温かいココアを飲んだ。雨も降っていて寒く、こんな時に飲むココアは美味しい。


当たり前だがこの街は観光として訪れるには何も無いのと同じで(それは犬に対して「猫っぽさが無い」と断じてしまうのと同じくらい無意味なことだが)、しかし住宅地としては大変良い街だと思った。

早々に満足してしまってからは、そのまま吉祥寺に向かい、久しぶりにQMAに興じた。
僕は結局200円しか使わなかったが、やはりQMAは面白い。
せめて文系と社会がもっと楽に解けるようになったらなぁと思う。
それにしてもこのゲーセンは非常にボロく、トイレも何年来かと思うような水垢が陶器にこびり付いていて、しかもクレジットも中々通さず店員を何度も呼びに行ったりするという始末であったが、これもまたなんというか「巣」っぽくて良かった。


吉祥寺で件の友達と別れた後、バスで帰ろうと思ったが、バスは無かった。
往路があれば復路もあるという田舎の常識は通用しなかったようだ。

結局満員の電車に乗り、駅から家まで歩いて帰った。
音楽プレイヤーの充電があいにく切れてしまっていたので、スマホでラジオを聴きながら帰ったのだが、何故だかそこで急激に寂しさがこみ上げてきた。

その寂しさをどこか突き放し、「こういう感情ってなんか田舎から上京してきた頃を思い出して良いよね」とさめた目で見つめている自分も居れば、寂しさに引きずり回されている自分もいるわけだ。
そんなときだけはこの花の都も、ただの美しいコンクリートの塊にしか見えなくなってしまう。

結局寂しさをもてあました僕は、途中でスーパーに立ち寄って、駄菓子と生ハムを買って帰った。

そして、今こうして電気を消してキーボードを打ち込んでいる部屋には、パソコンと、充電中のiPodと、スマートフォンの光しかない。

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「本当の優しさ」「自分を好きになる」

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