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揺蕩うホリデヰ

せっかくの休みなのでどこかへ行こうと考えた。
とりあえず奥多摩方面へ行ってみようと考えた。

しかし奥多摩に行くのにはいろいろと問題があった。
そして、それら些末事を「問題」だと感じてしまう自分の態度こそ、すでに一番の問題だったのだ。

分倍河原から南武線に乗って立川へと向かい、そこで青梅線を乗り継げば、目的地は「すぐ」だったはずだ。

しかしながら僕は立川で降りた。
降りて、適当なゲーセンに入っていつものゲームに興じ、満足感そこそこにマクドナルドでいつものメニューを頼んだ。
奥多摩へ向かうことはしなかった。

食事をとったあと、立川で手持ち無沙汰になった僕は、とりあえず目の前にある多摩モノレールに乗ることにした。
行き先はよく分からない。もうどうでもよかった。
結局ターミナルまで乗っていた。乗っている間中、スマホで適当なスレを見ていたりした。

多摩センターに着いたあと、することもなかったので、目についたブックオフに入った。
ちょうど最終巻だけ未だ読んでいなかった『東京ラブストーリー』を見つけ、読み、そこそこ充足して、店を出た。

近くのコンビニでアイスを買おうかと思ったけれど、なんか並んでいたので結局何も買わなかった。

家を出たのが昼前。このときすでに日は沈んでいた。
やることもないがこのまま電車に乗って帰るのも嫌だったので、適当なバスに乗って、適当な駅へと向かった。
バスは結構好きだ。運賃は高いし、走行距離も短いので、利用する機会は極端に少ないけれど。

そして聖蹟桜ヶ丘で降りた。
あたりをぶらぶらと、海面を揺蕩うクラゲのように散策したけれど、ただそれだけであった。

それなりに心地よい徒労感を得た僕は、そこで帰りの電車に乗った。






……ともかくも今日は暑かった。

いつもと違わない、どこか人を蠱惑するような青空が今日も広がっていたというのに、こと今日に限っては何の感慨も僕に抱かせなかった。

僕は日常を脱することが出来ず、またどこかしらそんな気力すら無かったような節がある。
それは「いいこと」であるはずなのに、僕は今日ずっとそれが「わるいこと」のような気がしていて、結局立川で降りた時点でその敗北感は確定的なものとなった。

確かにこの徒労感は好きだ。しかしそれは目的ではない。

違うところに行って違うことをすること。非日常と日常のめまぐるしい関係性。
僕は悲しいくらい中途半端だった。

奥多摩なんて行こうとすべきじゃなかった。
秩父にいったときのような、粘り強く非日常を舐めとってやろうという気概が全く無かった。


…ともかくも、今日は本当に暑かった。暑すぎた。…


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