白い巨塔

「白い巨塔」(唐沢版)というドラマを中学生の頃見て、本気で感動した記憶がある。


それ以来、この作品を越えるドラマというものは僕の中で確定的に存在し得なくなった。
確定的に存在し得ない、というのはつまり、あえて誤解を招く・そしてよりややこしい言い方で換言するならば、「どんなドラマであれ、それらを見ても白い巨塔を越えるほどに面白いと感じることが機能的な意味で"不可能に"なっている」とでも言おうか。仮にこのドラマより素晴らしいそれに触れたとしても、僕は白い巨塔より面白いなどと感じることは「できない」であろう。僕のドラマに対する感性は完全にこの作品によって規定されてしまっているのだ。ある種のトラウマである。

神格化という言葉は確かに近いが、僕自身はそれは違うと思っている。
なぜならばその作品の良いところ、悪いところを説明できるからである。


この地位を得た作品。
ドラマでは白い巨塔。アニメではまどかマギカ。それくらいだろうか。
漫画でも小説でも映画でも、こんな作品はまだ存在していない。



そんなことはどうでもよくて、とにかく今この白い巨塔を10年弱ぶりに見返しているわけだが、やっぱり面白い。本当に面白い。素晴らしい。登場人物の動作の一つ一つに意味があり、退屈なシーンなど一つとしてない。綿密な心理描写、欲望が織りなす「ドラマ」、いやはや。バカな面をひっさげて「この作品は面白いですよ最高ですよ!」と、全裸になって夜の町を走りたくなる(そう思えるくらい好きになったのはこれとまどマギだけだ)。

それにしても、中学生という幼い時期に触れた作品を、大学生になった今となってさえ面白いと思える、そんな作品なんてあるのだろうか?普通ありえないだろう。でもこの白い巨塔がそれなんです。バイト代貯めてBOX買おう。

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