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ワイン

僕にとっての20歳は、今までで最も成長できた年だと思う。


まず、人生は短いということを骨身に沁みて実感した。

ぼおっとしていたら人生というものはきっとあっという間に終わる。
終わりを意識したとき、過程に対する意識が変わる。それは受験でも人生でも多分同じだ。


人に対して価値観を押しつけなくなった。

価値観を押しつけられるということがどんなに苦痛で腹立たしいことかを知ったおかげで、人間関係において相互不干渉のラインをきっちり引くことが出来るようになった。

誰が何をしようと、ある一定までは上手に受け入れることが出来るようになった。


嫌いという感情に向き合えるようになった。

少なからずそこには自分の責任があるということを知った。
そして、余計なものを嫌いにならずに済んだ。嫌いという感情に自分を明け渡してしまうなんてことが無くなった。


できることと、できないことの区別が出来るようになった。

だから自分のことを、少なくとも以前よりは、過小にまたは過大に評価することが無くなった。


自分の人生は、「自分で」動かしていかなければならないということを知った。

それは爽快な厳しさである。
他人任せにしていてはいけない。
以前は、何もしなくても一定は保証されているだろうという漠然とした思い込みがあった。

大学に全て落ちて、初めて本当にまずいと思った。
底を穿つ堕落が自分にも起こりえるものだと知った。

ばらばらに砕け散った何かを、拾い集めなければと思った。

自分の人生は自分でどうにかしなくてはならない。
そして初めて頑張った。
確かに厳しかったが、気持ちよくもあった。

そして、街往く人を目にするにつけ、一人一人に壮絶な人生や苦労があるのだという・頭では理解していたはずのことを、呆然となるくらいに思い知らされた。

人間という存在に対する畏怖である。

僕は自分のことをすごい人間だと思っていた。
でも、実はごくありふれた人間の一人でしかなかった。
だからこそ、ごくありふれた凡人として、何かを積み上げようと決心したとき、ものすごいエネルギーが沸き上がってくるのを感じた。

そしてバラバラに砕け散ったものは砕け散ったまま、今の自分の中には新しい別の何かが僕を支えている。

つまり生きるというのはそういうことだった。
20にして価値の意味を知る。
20歳というのは、僕にとって非常に重要な岐路となる年だった。


ワインを飲みながら、今日はそんなことを考えた一日だった。

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みかきもり/翠凜/りぬす

「本当の優しさ」「自分を好きになる」

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