海の底

「ポテンシャルとしての魅力を獲得していくことによって、人間関係を豊かにする」
というのが、ここ数年のことを振り返ってみるに、私のテーマだったように思う。ポテンシャルとしての魅力というのは、つまり「顔が良い」「おしゃれだ」といった外面的な魅力と、「優しい」「面白い」といった内面的な魅力のことである。
しかしこのテーマにもそろそろガタが来ていて、たとえば、「単に魅力的な人間になれたとしても、それだけで理想の関係が生まれるわけではない」ということに気付きはじめたり、「私にとっての『豊かさ』は一般的な価値観とは少し違っているのではないか」という疑念を抱き始めたり、「そもそも魅力ってなんだ」という話になっていたりするのである。もちろん、私にはまだまだポテンシャル的な意味で足りてない部分は多いけれど、それを100に近づけていくのは時間経済的に厳しいうえに、それほどの意義もないのではないか、私に決定的に足りてないのはそういうところじゃないんじゃないか、というところに行き着いたのである。根本から生き方を変える岐路に、もう来ているんじゃないか。

あれこれ考えて細分化した結果が次の通りである。

①本当に治すべき欠点を数個だけピックアップして、治すように努めること。
②自分は悪くないと考えられる余地があるかぎり、自己を肯定すること。
③さまざまなことを経験していくこと。
④好きなことを見つけて、全力で取り組むこと。


①②はマイナスの克服、③④はプラスの獲得がそれぞれ企図されている。

①本当に治すべき欠点を数個だけピックアップして、治すように努めること。
・まず、「本当に治すべき欠点」とは何か?
自分の欠点を挙げていけばキリがない。それらを全てピックアップするのも治していくのも不可能だし、治していこうとしても自分を嫌いになっていくだけである。何より、全ての欠点を潰す必要性は極めて薄い。なぜならば、たいていの欠点はポジティブに換言することが出来るし(面接対策でよく言われてるクソみたいなアレである)、むしろそれらを重く捉えてネガティブな雰囲気を帯びる方がマズいからである。
以上のことから、もう一つ大事な結論を導くことが出来て、今回はこちらの方が大事である。つまり、「どうしてもポジティブに言い換えることの出来ない欠点こそが、本当に治すべき欠点である」。

私は今のところ、2つだけその「本当に治すべき欠点」を見つけ出した。
「急に不機嫌になること」と「服従してきた人間を本能的に突き放したくなる性質」である。
2つとも、私の中で独立した1つのテーマたりえます。これらのことをされたこともあるけれど、そういう人たちのことを私は今も全く許していないし、ということは、私がそれをしてきた人たち(往々にして彼らは私にとってとても大事な人だった)は、きっと私のことを許すことはないだろう。

・次に、「治すように努める」とはどういうことか。
逆説的なことを言うようだが、「本当に治すべき欠点」は、自分の内面の深い部分に根ざしているために、おそらく治せない。だからせいぜい如何にして「マシ」にしていくかくらいのことしか期待出来ないだろう。
ただ、たとえば「急に不機嫌になる」を例に挙げるなら(それにしても、本当に厄介なやつだ)、それは「相手に感じたモヤモヤを上手く処理できない」という欠点が前提としてあり、「それを相手に腹を割って話す」という勇気を気軽にもつことが出来ないという欠点もある。なんとなく、これらのことは上手な人に学んでテクニカルな手法で大幅に緩和できそうだとは思う。
いずれにしても、それを自覚することで、出来るだけ隠していけるくらいには持っていきたい。

②自分は悪くないと考えられる余地があるかぎり、自己を肯定すること。
ちなみに、モヤモヤしたりそれを処理できないといったこれらのことを私はいま「欠点」と称したが、これは私は「本当に治すべき欠点とはいえない」と位置づけている。「モヤモヤを感じるのは当たり前だ。腹を割って話す勇気がないのは、それだけ協調主義だからだ」というように換言できるからである。ここで大事なのは、その換言した内容が本質的かどうかではない。そういう風に換言できる余地があるかどうかこそが大事なのである。そうは言っても私自身、やっててすごく違和感があるけれど。「本質をある程度ないがしろにしてさえ、自己肯定感を確保する

積極的に自分を肯定するというのはなかなかすぐには出来ないことだけど、自分を否定しないというのは比較的楽に出来そうである。そして、私にとってこの深い問題を解決していくためには、本当に細かい場面でその都度「自分を否定しない(肯定する余地を探す)」癖をつけていって、無意識にそういう捉え方・考え方が出来るレベルまで内面化していかなければならない。無論、ときには自分を徹底して責めなければならない場面もあるだろう。しかしそれは極めて限定的な場面でしかやってはいけない。自己肯定は最優先課題の1つだから。
しかし、このやり方を執るということは、かなりのリスクを背負うことにもなる。(本質から目を逸らす癖がついたりとか、他人と衝突する機会が増えるとか)。そのことについては留意しておく必要がある。

③さまざまなことを経験していくこと。
理屈主義から経験主義への転換。もし成功すれば私の中で最大級の変化となる。
・「経験してみなけりゃわかんねぇ」たぐいの問題について、あれこれ考えるという無駄を省きたい
・私が尊敬する人は総じて、色んなことを経験している
・未経験さからくる自己否定感の克服
といった狙いがある。
理屈で考えるというのは私にとって最もメインの武器であり、それをあえて捨て去る必要が出てきたということになる。

未経験と戦うためには、しかし様々な問題がある。
まず怖さと戦う勇気がなければならない。次にめんどくささと戦わなければならない。そしてお金。さらに時間。それらを犠牲にしてでも、経験を得る意義があるか…ということを、立ち止まって考え「ない」ことが、今の私に求められているわけですね…。

④好きなことや興味のあることを見つけて、全力で取り組むこと。

これはもっぱら直接的に、魅力の問題に絡んでくる話。メタ内面的な魅力の獲得が主な狙いだが、自己肯定にも関連している。

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「本当の優しさ」「自分を好きになる」

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